金融用語辞典
更新日:20151028

有効求人倍率

 ゆうこうきゅうじんばいりつ
 有効求人倍率とは、有効求職者数に対する有効求人数の割合のことです。有効求職者数とは、公共職業安定所(ハローワーク)で、前月から繰り越して引き続き求職している人と当月受け付けた求職者数の合計のことで、有効求人数とは、前月から未充足のまま当月に繰り越された求人数と当月受け付けた求人数の合計のことです。
 
有効求人倍率=有効求人数÷有効求職者数(倍)

 求人数は好況期に増加し、不況期に減少します。一方、求職者数はこの逆の傾向を示します。そのため、有効求人倍率は好況期に増加し不況期に低下します。有効求人倍率が1を上回れば、人が見つからない企業が多く、1を下回れば、仕事が見つからない人が多いことを意味します。
 有効求人倍率は景気の動きにほぼ一致して変動することから、景気動向指数一致系列の1つとして採用されています。
 なお、有効求人倍率の対象は、公共職業安定所(ハローワーク)に登録している人だけを対象とし、新聞、就職雑誌、インターネットなどで仕事を見つける人を対象としていないため、最近の求人、求職活動を完全には反映していない点に留意する必要があります。また、昨今、有効求人倍率の上昇が続いても、完全失業率が低下しないことがあります。これは求職者の年齢や職種などが求人条件に合わない、いわゆる「雇用のミスマッチ」によるものと考えられます。
 有効求人倍率は、厚生労働省の「職業安定業務統計(一般職業紹介状況)」において調査されるもので、調査対象月の翌月末頃に公表されます。
 完全失業率  景気  公共職業安定所  雇用統計  登録
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