金融用語辞典
更新日:20151125

有価証券の保護預り

 ゆうかしょうけんのほごあずかり
 有価証券の保護預りとは、金融商品取引業者や登録金融機関が顧客から有価証券を預かり保管することをいいます。保護預りする有価証券の保管方法には「混蔵保管」と「個別保管(債券の場合は特定保管)」があります。混蔵保管とは、同一銘柄の有価証券を他の顧客の寄託分と混合して保管することをいいますが、混蔵保管する場合は、あらかじめ保護預り約款の中で顧客の同意を得ておく必要があります。個別保管(特定保管)とは、預かった有価証券の記号・番号を特定して保管する方法で、返還時には寄託された有価証券を返す必要があります。保護預りした有価証券が振替決済に係るものである場合は、証券保管振替機構が定める方法で、それ以外のものであるときは証券取引所(金融商品取引所)および日本証券決済が定める方法で、国債については日本銀行が定める方法で保管することになっています。なお、金融商品取引業者や登録金融機関は預かった有価証券を自己資産とは別に管理しなければなりません。また、有価証券の保護預りをする場合、原則として保護預り契約を結ばなければなりませんが、累積投資契約やマル優制度の適用を受ける有価証券などは保護預り契約を結ぶ必要はありません。保護預り契約を締結した場合、保護預り口座を設定し、保護預り有価証券の保管、出納はすべてこの口座で処理し、その場合、金融商品取引業者等は、所定の口座管理料を徴収します。
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