金融用語辞典
更新日:20150525

取締役の利益相反取引回避義務

 とりしまりやくのりえきそうはんとりひきかいひぎむ
 株式会社の取締役が自己または第三者のためにその会社と取引をすることは、会社取締役との利益が相反するおそれがあり、会社法において制限されています。これを取締役の利益相反取引回避義務といいます。会社法では、取締役が自己または第三者のために株式会社と取引をしようとするときや、株式会社が取締役債務保証するとき、その他取締役以外の者との間において株式会社とその取締役との利益が相反する取引をしようとするときは、その取引後、遅滞なく、その取引について重要な事実を取締役会に報告して承認を得る必要があると規定されています(第356条第1項2号・3号、第365条第2項)。なお、取締役会設置会社以外の場合は、株主総会での承認が必要となります。仮に違反した場合は、取締役の解任の事由となるおそれがあり、また、会社に損害が発生した場合には損害賠償責任に問われるおそれがあります。
 保証  株主総会  会社  利益  債務  取締役  取締役会  取締役の競業忌避義務
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