金融用語辞典
更新日:20130325

投資法人債

 とうしほうじんさい
 投資法人債(または投資法人債券)とは、投資法人(会社型投資信託)が発行する債券のことです。投資法人債は、株式会社における社債に相当するもので、金融商品取引法上の有価証券です。「投資信託及び投資法人に関する法律(以下「投信法」)」において、上場不動産投資法人のような投資主の請求により投資口の払戻しをしない旨を規約に定めた投資法人(クローズドエンド型投資法人)は、規約に定める額を限度として、投資法人債を募集することができます(投信法第139条の2)。投資法人は、投資法人債を発行する場合には、原則として、投資法人債管理会社を定め、投資法人債権者のために、弁済の受領、債権の保全、その他投資法人債の管理のための業務を委託しなければなりません。
 投資法人債の発行により調達した資金は、たとえば不動産投資法人では、土地や建物等の資産の取得、借入金の返済、既存の建物等の修理、テナントの敷金や保証金の支払い、資金や投資家への分配金の支払い、あるいは過去に発行した投資法人債の償還金の支払いなどに使用します。調達資金の使用目的等は、その都度、投資法人債発行の際の資料で公表されます。なお、投資法人債の期間としては、5年、7年、20年などです。通常、利率は、銀行の預金金利などよりは高く設定されていますが、募集の対象を機関投資家に限定したり、最低購入金額が額面1億円からなど大口投資家を対象とするものが中心となっています。
 弁済  債券  債権  投資法人制度  投資口  有価証券(金融商品取引法)
戻る