金融用語辞典
更新日:20131225

東証株価指数(TOPIX)

 とうしょうかぶかしすう(とぴっくす)
 Tokyo Stock Price Index
 東証株価指数(TOPIX)とは、東京証券取引所(東証)市場第一部に上場している内国普通株式全銘柄を対象とした時価総額加重型の株価指数のことです。
 日経平均株価は、長期にわたる株価の推移を見る上で非常に便利なため、最もよく利用されている株価指標です。しかし、株式数による加重がないため、高株価銘柄(いわゆる「値嵩株(ねがさかぶ)」)の価格変動の影響を大きく受けることや、資本金の大小を考慮していないため、市場で流通している株式数が少ない一部の銘柄(いわゆる「品薄株(しなうすかぶ)」の暴騰、暴落によって指数が大きく変動するといった欠点があります。そのため、市場全体の動きをより的確に反映する指標として、東証は1969年7月1日からTOPIXを発表しています。
 TOPIXを一言でいえば、東証市場第一部上場内国普通株式全銘柄の時価総額が、基準時の時価総額と比較して、どのくらい増えたか減ったか、ということを通して市場全体の株価の動きを表すものといえます。
 TOPIXは、1968年1月4日終値の時価総額(8兆6,020億5,695万1,154円)を基準としています。この日の時価総額を100ポイント(基準値)として、有償増資や新規上場など市況変動によらない要因で時価総額が変動した場合には、それに応じて基準時の時価総額を修正して株価指数を算出しています。ただ、TOPIXは上場株式数による加重平均により算出されているため、上場株式数の多い銘柄(いわゆる「大型株」)の価格変動の影響を大きく受けることが指摘されています。
 また、TOPIX等インデックス運用等が多くなる中、市場に流通する可能性が低い株式(固定株)を含めて株価指数を算出すると、構成銘柄の需給に歪みが生じるおそれがあることから、上場株式数から固定株数を除いた「浮動株数(浮動株比率)」を基に算出する方法への見直しがされました。すなわち、「実際には流通していない株式数も含んだ株式数を反映した指数(従来の指数)」から「流通している株式数を反映した指数(浮動株指数)」へ移行されたということです。 
 浮動株比率とは、固定株に該当しない割合のことです(浮動株比率=1−固定株比率 ※固定比率=固定株÷株式数)。また、固定株とは、大株主上位10位の保有株、自己株式等(相互保有株式を含む)、役員等の保有株、そのほか東証が固定株として適当とみなす長期的または固定的所有とみられる株式等のことです。
 暴騰  株式分割  株価指標  日経平均株価  品薄株  資本金  上場  時価総額(株式)  東証株価指数(TOPIX)の計算方法  有償増資
戻る