金融用語辞典
更新日:20150225

低炭素社会

 ていたんそしゃかい
 low-carbon society
 低炭素社会とは、地球温暖化の主因とされる温室効果ガスの1つである二酸化炭素の最終的な排出量が少ない社会のことです。
 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に発表した第4次報告書で、100年後の世界の平均気温は最悪の場合で4.0度上昇すると予測しています。地球温暖化を防止するには、その原因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を減らし、自然が吸収できる量以内にとどめる(カーボン・ニュートラル)ことが必要です。
 低炭素社会の実現には、移動、居住・就業空間、消費者の選択、産業活動、森林、都市などあらゆる場面で、このことを意識して行動することが求められます。その実現は容易ではありませんが、地球環境研究総合推進費による戦略的研究である「脱温暖化2050プロジェクト」が2007年2月に「日本が2050年までにCO2の排出量を1990年比で70%削減し、豊かで質の高い低炭素社会を構築することは可能である」という結論を示し、2008年5月に、(1)快適さを逃がさない住まいと事務所、(2)トップランナー機器を貸与する暮らし、(3)安心でおいしい旬産旬消費型農業、などからなる「低炭素社会に向けた12の方策」を報告しました。
 また、2008年6月には、福田康夫首相(当時)が日本が2050年までに現状比60%から80%のCO2を削減し、「世界に誇れる低炭素社会を目指す」と表明、北海道洞爺湖サミットでは、世界に向けて低炭素社会への変革を呼びかけました。
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