金融用語辞典
更新日:20130405

デフレーション

 deflation
 物価水準が持続的に低下する現象を「デフレーション(デフレ)」といいます(貨幣価値の上昇を意味します)。デフレには、好況不況の交代とともに起こる「循環デフレ」、インフレ抑制のための金融引締め等により起こる「政策デフレ」などがあります。また、バブル経済崩壊後には、土地株式の資産価値が下落する「資産デフレ」という形態もみられました。このようなデフレによる価格下落により、企業収益が悪化し、生産性が低下し、失業が増大し、それがさらなる需要減少、物価下落を招くといった悪循環(デフレ・スパイラル)に陥ると、景気は大幅に悪化します。
 デフレは、総供給が総需要を上回ること(デフレ・ギャップ)により、需要不足(供給過剰)が生じ、値崩れが起こることにより始まります。物価には、モノやサービスなど消費されるモノの価格(フローの価格)と不動産など保有されるモノの価格(ストックの価格)がありますが、1990年代初頭のバブル経済崩壊以降のわが国におけるデフレの根底にあるのは、ストックの価格の下落だといわれています。つまり、土地などの値下がりにより、総所得が減少し、需要不足になっていることが原因だといわれています。
 このほかにも、グローバル化の進展による発展途上国から先進国へ(わが国の場合は中国やアジア諸国から)の安価な商品の供給、流通革新によるディスカウントストアなどによる安価な商品の提供、規制緩和による高コスト構造の改善なども持続的な物価下落、すなわちデフレの要因といえます。
 インフレーション  不況  物価  株式  景気  好況  収益  資産デフレ  生産性  デフレ・スパイラル  土地  輸入デフレ
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