金融用語辞典
更新日:20141225

断定的判断の提供

 だんていてきはんだんのていきょう
 断定的判断の提供とは、有価証券等の勧誘行為において、販売会社である証券会社等(金融商品取引業者等)が、価格の値上がり、値下がりなどに関して、「絶対大丈夫です」「必ず上がります」というような発言等によって、勧誘行為をすることです。有価証券等の価格などの、将来の動きを正確に予測することは不可能であるため、証券会社等が顧客に強い期待を抱かせるような断定的判断の提供による勧誘は、売買のどちらに関わらず金融商品取引法上、禁止されています。また、確定していない配当や新株の発行について断定的なことをいうのも禁止行為に該当します。なお、このような勧誘が結果的に適中したとしても、違法であることに変わりはありません。断定的判断については、消費者契約法にも規定されており、消費者がこのような勧誘により誤認した場合、契約を取り消すことができます。断定的判断の提供が禁止されているのは、有価証券投資の前提である顧客の自己責任原則そのものが問えなくなるからです。投資者の自己責任原則は、投資勧誘時における正確な情報提供と明確な商品説明の上に顧客の投資判断が成り立っています。そのため、断定的判断の提供は、顧客の合理的判断を損なうこととなり、投資者の自己責任原則をゆがめることになるからです。
 契約  誤認(消費者契約法)  自己責任原則  消費者契約法
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