金融用語辞典
更新日:20181227

損益通算

 そんえきつうさん
 損益通算とは、所得税の申告において、2種類以上の所得があり、1つの所得が黒字で他の所得が赤字となった場合に、各所得の黒字と他の所得の赤字とを一定の順序に従って、差引計算することをいいます。所得税では、所得の種類を10種類に区分し、原則としてそれぞれのグループごとに所得を計算する仕組みになっています。損益通算は、この原則の例外であって、不動産所得事業所得譲渡所得および山林所得の金額の計算上生じた損失については、他の所得からこれらを差し引いて所得金額を計算することができるというものです。ただし、生活に通常必要でない資産に係る所得の金額の計算上生じた損失は、競走馬の譲渡に係るもので一定の場合を除き、他の各種所得の金額と損益通算できません。また、不動産所得の赤字のうち、土地等取得のための借入金利子部分などについても損益通算ができません。
 申告分離課税の株式等に係る譲渡所得等の金額の計算上生じた損失は、株式等に係る譲渡所得等以外の所得の金額との損益通算はできません。逆に、株式等に係る譲渡所得等以外の所得の損失も、株式等に係る譲渡所得等の金額との損益通算はできません。また、申告分離課税の先物取引に係る雑所得等の金額の計算上生じた損失は、先物取引に係る雑所得等以外の所得の金額との損益通算はできません。逆に、先物取引に係る雑所得等以外の所得の損失も、先物取引に係る雑所得等の金額との損益通算はできません。
 なお、譲渡所得の金額の計算上生じた損失のうち、一定の居住用財産以外の土地・建物等の譲渡所得の金額の計算上生じた損失は、土地・建物等の譲渡所得以外の所得の金額との損益通算はできません。逆に、土地・建物等の譲渡所得以外の所得の損失も、土地・建物等の譲渡所得の金額との損益通算はできません。
 不動産所得  山林所得  事業所得  譲渡所得  所得  所得税  譲渡  損益通算(株式等の譲渡所得等)  動産
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