金融用語辞典
更新日:20181227

生体認証

 せいたいにんしょう
 biometrics
 生体認証とは、指紋、虹彩、声紋、顔、静脈など人間の個体毎に異なっている特徴を使って利用者の確認を行うシステムをいいます。金融取引や機密情報へのアクセス、建物・部屋への出入りチェックなどに使われます。生体認証では、パスワードなどの記憶に基づく認証における「忘れる」「他人に知られて悪用される」といった問題や、カードなどの所持に基づく認証における「紛失」「盗難」「置き忘れ」の問題を回避できることが多いといわれています。たとえば、わが国の銀行がATMに導入している生体認証は、指や手のひらの静脈を読み取って本人確認をするシステムです。生体認証ATMを利用するカードにはICチップが埋め込まれており、そこに本人の身体情報が登録されています。従来の磁気方式のカードは偽造されやすいため、それに代わる本人確認システムとして生体認証が導入されました。指紋を使った認証は小型化が進み、携帯電話にも搭載されるなど普及が進んでいます。ただし、今のところ、(1)人の成長、老化等による身体的特徴の変化によって認証が正しく行われない、(2)サイン等の行動的特徴を盗み見られて成りすまされる、(3)双子等身体的特徴が似ている人を誤認識する、(4)パスワードやICカードと異なり身体的特徴は意図的に変更できない、などの課題があるとされています。近年は、これらの課題に対策を施した製品も出てきています。
 ATM  建物  登録  預金
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