金融用語辞典
更新日:20141125

ストラクチャード・ファイナンス

 すとらくちゃーどふぁいなんす
 structured finance
 仕組み金融ともいいます。特定の資産から生じるキャッシュ・フローやその処分価値を証券の元利返済に充てるように仕組まれた証券を使った金融をいいます。典型的なものとして資産担保証券(ABS=Asset Backed Securities)があります。ABSの発行には複雑かつ系統だった仕組み(ストラクチャー)が必要なため、こうした方法による資金調達をストラクチャード・ファイナンスと呼ぶのです。仕組みの中身は3つに大別できます。
(1)倒産隔離措置;ABSの裏付けとなる資産を保有している会社(資金調達会社)の倒産リスクから担保資産を隔離する
(2)形式転換措置;裏付け資産を証券化するための形式転換を目的とする特定目的事業体(SPV=Special Purpose Vehicle)などを利用する
(3)キャッシュ・フローの再構成措置;裏付け資産からのキャッシュ・フローが貸倒れなどによって回収不能にならないようにする仕組みをデリバティブなどを使って作る
 以上の3つです。かつては、プロジェクト・ファイナンスリース、買収・合併、ABSなどを含めた新しい仕組みに基づく資金調達を総称してストラクチャード・ファイナンスと呼んでいましたが、近年ではABSに限定して使う人が多いといわれます。
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