金融用語辞典
更新日:20151130

新BIS規制(バーゼルU)

 しんびーあいえす(びす)きせい
 new BIS capital adequacy rule
 国際決済銀行(BIS=Bank for International Settlements)が国際業務を営む銀行に対して要求する自己資本規制の新版をいいます。わが国では2007年3月決算から導入されました。現在、日本を含む50か国の金融当局で構成するBISでは、銀行が直面するさまざまなリスクへの耐久力を付けるために、銀行の自己資本比率を規制する国際統一基準を策定し、加盟各国の国際業務を営む銀行にその遵守を求めています。この場合の自己資本比率は財務諸表上のそれではなく、危険資産比率(リスク・アセット・レシオ)が用いられます。つまり自己資本比率を算出する際の分母としての銀行の資産には、原数値ではなくそのリスクの度合いに応じて重み付けをした比率を乗じた値が使われるのです。たとえば、現金や自国の国債などはリスク・ウェイトが0%なのに対して民間部門向け債権のそれは100%というように保有資産のリスクが高いほど資産の掛け目が高くなり、分母が大きくなります。自己資本比率を上げるためには分子の資本を増やさなくてはならないことになります。BISは、この危険資産比率を1993年3月末以降の決算で8%以上に維持することを要求しました。そして2007年3月決算からは、これまでの信用リスク(貸倒れリスク)に加えて金利為替などの変動リスク(マーケット・リスク)も分母のリスク・アセットに織り込まれ、一段と厳しさを増しました。これが新BIS規制(バーゼルU)です。
 織り込む(相場)  BIS規制  掛け目  為替  金利  金融  決算  国債  国際決済銀行(BIS)  マクロ経済  リスク  債権  自己資本比率  資本  信用リスク  自己資本  与信
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