金融用語辞典
更新日:20180626

CSR(企業の社会的責任)

 しーえすあーる(きぎょうのしゃかいてきせきにん)
 corporate social responsibility ; CSR
 CSR(企業の社会的責任)とは、事業活動により利潤を追求する過程で社会に及ぼす影響に配慮し、多くの利害関係者(ステークホールダー)間の調整をはかることをいいます。企業を社会的な存在であると把握すると、そこには株主、経営者、従業員だけでなく債権者、周辺住民、地域社会、行政等々、さまざまなステークホールダーがいることがわかります。そこで、企業活動をこれらの人々や機関への影響に配慮しつつ、行わなければならないとするのが、企業の社会的責任なのです。一般的には、法令遵守、消費者対策、環境保護、労働環境、人権尊重、地域貢献など純粋に財務的な活動以外の分野において、企業が持続的な発展を目的として行う自主的取組みと解されています。
 CSRは、欧米企業では1990年代後半から企業の評価基準として定着し、財務記録中心の年次報告書に加えて環境問題や人権問題への取組みを記録したCSR報告書を発表するようになりました。わが国では2003年から本格的な取組みが始まり、専門部署の設置やCSR報告書を発行する企業が増加しました。
 その後、2010年には国際標準化機構(ISO)によって、社会的責任(SR)に関するガイドラインであるISO26000が発行されました。このISO26000は、当初はCSRに関する規格でしたが、その後社会的責任を負うのは企業だけに限らないという考えのもと、企業を含むあらゆる組織を対象とする、SRに関する規格に修正されました。
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