金融用語辞典
更新日:20181115

信託

 しんたく
 信託とは、広い意味では他人を信頼してものごとを委託することをいいますが、信託法においては、財産権を有する委託者が、信託行為(信託契約、遺言)によってその信頼できる人(受託者)に対してお金や土地、建物などの財産を移転し、受託者は委託者が設定した信託目的に従って受益者のためにその財産(信託財産)の管理、処分などをする制度です。財産が、いったん信託されると、財産の所有者であった委託者は、財産の管理・処分に関する権限を失うことになります。このように受託者に強い権限が与えられるため、財産を受託することを業として行うことができるのは信託業法に基づく信託会社に限られています。受託者は、信託目的と委託者の利益に沿って財産を管理・処分する義務があります。また、信託財産は、受託者自身の固有財産やその受託者が別に受託している信託財産とは別個のものとして保護されます。信託方式に基づく金融商品としては信託銀行が取り扱っている金銭信託と貸付信託(現在は新規募集しているところはありません)、証券会社や銀行等が取り扱っている契約型投資信託などが代表的なものです。なお、2004年12月に抜本改正された新信託業法では、信託の引受けの対象となる財産の範囲は完全に撤廃されました。
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