金融用語辞典
更新日:20141025

上場

 じょうじょう
 金融商品取引所が、ある金融商品を当該取引所で売買することを認めることを上場といいます。上場するには、取引所が定める一定の基準を満たす必要があります。
 たとえば、証券取引所に株式債券などを上場しようとする場合、当該取引所が定める「上場審査基準」における数値基準に適合している必要があります。取引所は、この基準に適合したものについて、企業内容などの開示を適切に行うことができる状況にあるか否か、事業を公正かつ忠実に遂行しているか否かなどについて審査を行い、その結果、上場が適当と認められると、当該有価証券は上場されます。
 証券取引所が上場を認めるときには、この旨を内閣総理大臣に届け出します。上場することによって、金融商品は多数の投資家に保有・取引され、また、金融商品取引法等の規制の下、さまざまな情報開示が行われ、合理的な投資判断が可能となります。
 証券取引所に、株式が上場されると、当該会社は、金融商品取引市場における公募による時価発行増資、新株予約権付社債等の発行等、直接金融の道が開かれ、資金調達能力が増大し、体質の改善・充実を図ることができます。また、上場会社になることで社会的に認知され、将来性のある企業というステイタスが得られ、会社の知名度の向上と同時に取引先・金融機関等に対する社会的信用力が高まるとともに、役員・従業員の会社に対する自覚も高まり、それが業績に反映されるとともに、優秀な人材の確保にもつながります。また、個人的な経営から脱却し組織的な運営が構築され、内部管理体制の充実も図られます。
 ただし、上場会社は、このようなメリットを享受できる一方、投資者保護の観点から、決算発表、企業内容の適時・適切な開示等が要求されるなど、新たな社会的責任や義務も生じます。
 株式  会社  企業内容等開示制度  金融商品  日本証券業協会  債券  証券取引所/金融商品取引所  上場廃止  新株予約権付社債  上場審査基準  有価証券(金融商品取引法)
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