金融用語辞典
更新日:20150725

償還(債券)

 しょうかん
 債券の償還には、最終償還と期中償還の2つがあります。最終償還は、一般に額面金額の100円で行われます。最終償還日に全額償還することを「満期一括償還」といい、現在はこの方式が主流となっています。
 ただし、一時的にしても、発行額を一度に償還するのは発行体の資金負担を増大させることから、発行体の償還負担を平準化するため、最終償還期限が到来する前に債券の一部を償還する「期中償還」といった制度も取られています。期中償還には、「定時償還」と、発行体の都合で行える「任意(随時)償還」があります。定時償還とは、発行日から一定期間(据置期限)経過後に、発行額の一定率等を抽選または買入消却(発行体が減債する額を市場から時価で買い入れる方法)により償還(減債)するもので、これにより、償還の確実性が高まり、投資家保護を図ることもできます。任意償還とは、発行日から一定期間(据置期限)経過後に、発行体が任意で発行額の全部または一部を償還する方法です。一部償還は、抽選または買入消却により行われます。
債券の償還方法の種類
 国債金融債市場公募地方債には定時償還はありません。特別債のうち政府保証債も定時償還はありません。政府保証のない特別債については、1987年4月以降に発行されたものの大半は満期一括償還制度を採用しています。また、1998年10月以降に発行された市場公募地方債と、1999年1月以降に発行された国債政府保証債については任意繰上償還条項も撤廃されました。これにより、国債政府保証債市場公募地方債は原則として満期一括償還となっています。ただし、国債については、2003年2月から国債の発行額と償還額の平準化を目的に、任意の買入消却が開始されています。銀行等引受債は、定時均等償還とこの方法によらない債券があるため発行要項等で確認する必要があります。社債については、従来、定時減債率制度が採用されていましたが、現在新たに発行されるほとんどの銘柄は満期一括償還制度を採用しています。
 買入消却  金融債  国債  債券  市場公募地方債  社債  政府保証債  特別債
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