金融用語辞典
更新日:20180626

償還差損

 しょうかんさそん
 loss from redemption
 償還差損とは、債券を額面価額(100円)超の価額で取得し、満期時に額面価額で償還される時に被る額面価額との差損のことをいいます。たとえば、ある債券を102円で取得すれば、取得価額から額面価額を差し引いた2円が償還差損となります。これまでの所得税法では、債券償還差益利子所得ではなく雑所得とされ、償還差損はいわばマイナスの雑所得であるため、他の所得との損益通算はできず、課税所得の計算上考慮されないことになっていました(ただし、同じ雑所得のなかで償還差益等と相殺することはできました)。
 2016年(平成28年)1月からは、金融所得課税の一体化により、公社債の償還差損は、特定公社債、一般公社債の区分により、損益通算の範囲や繰越控除の可否が異なるようになりました。特定公社債で償還差損が生じた場合は、上場株式等の配当等、利子等、売却益、償還差益損益通算ができ、控除しきれない損失額については確定申告により翌年以後3年間繰り越すことができます。一方、一般公社債で償還差損が生じた場合には、一般株式等の売却益、償還差益相殺することができますが、一般株式等の配当等や利子等とは損益通算することはできません。また、損益通算相殺しきれない損失の額については、翌年以後に繰り越すことはできません。
 額面(債券)  課税所得  利子所得  債券  雑所得  償還差益  所得  損益通算  相殺
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