金融用語辞典
更新日:20130816

10年長期国債

 じゅうねんちょうきこくさい
 10年長期国債とは、期間が10年の確定利付国債のことです。1966年から発行され、現在、発行・流通両市場における中心的な存在になっています。かつては、10年長期国債の発行に当たっては、証券会社および金融機関により構成される国債引受シンジケート団が、発行額の全額を固定シェアに応じて引き受けていましたが、国債の発行市場の国際化・自由化の観点から、現在シ団引受方式は廃止され、原則として「価格競争入札コンベンショナル方式」による公募入札方式により発行されています。ただし、中小入札参加者に配慮し、価格競争入札と同時に行われ、価格競争入札の募入平均価格を用いて行われる「非競争入札」、および国債市場特別参加者を対象として価格競争入札と同時に行われ、価格競争入札の加重平均価格を用いて行われる「第T非価格競争入札」、同じく国債市場特別参加者を対象に価格競争入札の結果公表後に価格競争入札の加重平均価格を用いて行われる「第U非価格競争入札」制度も併用されています。入札に参加できるのは日本銀行が指定した主要金融機関と証券会社に限られます。
 10年長期国債の販売は、当初証券会社だけが行っていましたが、現在は、登録金融機関については、すべて販売できるようになっています。
 10年長期国債は、通常毎月20日に発行され、申込みは5万円単位で、利払いは年2回(半年ごと)となっています。また、10年長期国債は原則として毎月発行されていますが、その償還日および利払日は、3か月ごとに統一されており、3月、6月、9月、12月の各20日となっています。そのため、原則として3から5月の発行銘柄は毎年3月・9月20日、6から8月の発行銘柄は毎年6月・12月20日、9から11月の発行銘柄は毎年3月・9月20日、12から2月の発行銘柄は毎年6月・12月20日が利払日となります。なお、10年長期国債は、原則として発行日から証券取引所に上場され、毎日その価格が公表されます。
 発行市場と流通市場  価格競争入札  確定利付債  国債  国債引受シンジケート団制度  コンベンショナル方式  利率  証券取引所/金融商品取引所  上場  証券会社
戻る