金融用語辞典
更新日:20141025

資本

 しほん
 capital
 資本とは、一般に事業を行う上での元手となる資金のことですが、経済学では個人や企業がモノ・サービスの生産を行うに当たって利用する機械や設備、つまり物的な財も資本といいます。また、株式会社を規定している会社法では、貸借対照表において「純資産の部」にある「株主資本」である資本金資本剰余金および利益剰余金を当てています。会社の債権者保護のために、株主の出資を一定額以上、会社財産として保有させる仕組みを意味しています。そこでは、資本維持の原則、資本充実の原則、資本確定の原則および資本不変の原則が適用されています。
 ところで、会社は、株式発行価額の2分の1以内を資本金に組み入れずに、その処分の要件がより緩やかな資本準備金へ組み入れることができます。資本準備金とそれ以外の減資差益等の資本剰余金をあわせて「資本剰余金」と呼びます。また、会社は営業活動等の成果として稼いだ留保利益を、利益準備金剰余金として維持することもできます。これを「利益剰余金」と呼びます。こうした科目が、会社の貸借対照表の「資本の部」を構成しています。他人からの負債ではない、このような会社の財産を広い意味で資本あるいは「株主資本」と呼ぶこともしばしばあります。この広義の資本は会社の「自己資本」もしくは「純資産」とも呼ばれています。
 発行価額  株式  株主  会社  株主資本  利益準備金  利益剰余金  資本金  資本準備金  資本剰余金  剰余金  自己資本  貸借対照表(B/S)
戻る