金融用語辞典
更新日:20151018

実質金利

 じっしつきんり
 real interest rate
 金利を見る場合、物価との関係に注意する必要があります。たとえば、年間の物価上昇率が4%の状況で、年5%の金利でお金を借りたとすると、事実上1%で借りたのと同じになります。物価上昇によって1年後のお金の価値が4%目減りするからです。この場合、5%を名目金利と呼び、名目金利から物価上昇率を差し引いた1%を実質金利と呼びます。つまり、実質金利とは、名目金利から物価上昇率を引いたもののことです。物価の上昇が激しい場合、名目金利は、実質金利が変わらなくても物価上昇率が加えられるため上昇します。つまり、一般にインフレが進行しているときには高金利となり、インフレが沈静化しているときには金利水準も低くなるのです。実質金利は、企業の資金需要を決定する重要な要素の1つです。たとえば、名目金利が高くても、実質金利が低ければ、企業の資金需要は高まります。逆に名目金利が低くても、実質金利が高ければ、企業の資金需要は停滞します。長期均衡の下では、実質金利は投資と貯蓄によって決定されます。
 インフレーション  物価  金利  名目金利
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