金融用語辞典
更新日:20180626

CLO

 しーえるおー
 Collateralized Loan Obligation
 CLO(Collateralized Loan Obligation)とは、金融機関が保有している企業向けの貸付(ローン)債権を裏付け(担保)に証券化された「ローン担保証券」(債券)のことです。仕組みとしては、まず金融機関が、企業向けのローン債権をSPC(特別目的会社)等に譲渡します。譲渡を受けたSPC等は、そのローン債権を裏付けとしてCLOを発行します。それが投資家に販売されます。CLOの元利金の支払いには、そのローン債権から得られるキャッシュフロー(返済金)が充当されます。
 CLOは、ローン債権の返済の優先劣後の関係に応じて、優先部分(シニア債)、中間部分(メザニン債)、劣後部分(ジュニア債)等、支払優先順位の異なる数種類の債券が発行されるのが一般的です。ローン債権からの元利金は支払優先順位の高い順に支払われます。そのため、CLOは発行体が同じでも、階層の異なる債券ごとに、それぞれに異なる格付けが付与されています。
 CLOの発展形としてシンセティックCLOがあります。これは金融機関が信用リスク移転の対象とするローン債権をSPC等に譲渡せず、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)を用いることで、ローン債権の信用のみをSPC等に移転させるものです。これにより大規模な信用リスクの移転が可能とされています。
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