金融用語辞典
更新日:20180626

雑損控除

 ざっそんこうじょ
 雑損控除とは、所得控除の1つで、納税者または納税者と生計を同一にする配偶者やその他親族(その年の総所得金額等が38万円以下の者)が保有する生活に通常必要な住宅、家具、衣類などの資産(事業用の資産や別荘、貴金属(製品)や書画、骨董など1個または1組の価額が30万円を超えるものなどは対象となりません)について、災害、盗難、横領により損害を受けた場合、確定申告により、一定額を控除できるというものです。なお、災害とは、(1)震災、風水害、冷害、雪害、落雷など自然現象の異変による災害、(2)火災、火薬類の爆発など人災による異常な災害、(3)害虫などの生物による異常な災害、などです。
 雑損控除の対象となる差引損失額は、直接的な損害金額(時価)に、原状復旧費、跡片付け費用などの「災害関連支出の金額」を加えた額から、保険金等により補てんされた金額を控除した額です。また、雑損控除として控除できる金額は、「差引損失額−総所得金額等×10%」の金額と、「差引損失額のうち災害関連支出の金額−5万円」の金額のうち、いずれか多い方の金額です。
 損害金額が大きく、その年の所得金額から控除しきれない場合には、控除しきれない部分の金額(雑損失の金額)を翌年以降3年間にわたり各年の所得額から控除することができます。なお、住民税についても同様の控除が可能です。
 横領  確定申告(所得税)  課税標準額(不動産取得税)  勤労学生控除  所得控除  地方税(住民税)
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