金融用語辞典
更新日:20151028

労働者災害補償保険(労災保険)

 ろうどうしゃさいがいほしょうほけん(ろうさいほけん)
 労働者災害補償保険は、一般に、略して「労災保険(労災)」と呼ばれています。業務中や通勤途中の災害(業務災害)による病気やケガ、死亡などの補償を目的としています。1947年の労働基準法の制定とともに創設されました。業務災害に関する保険給付は、労働基準法に決められた使用者の災害補償責任の履行を代行する機能を有しています。
 労災保険の保険料は事業主が全額負担します。保険料率は、事業の種類によって異なります。労災保険の対象となるかどうかの認定は、労働基準監督署長が行います。労働災害保険の給付は、病気やケガをした場合の治療や治療費、休業のため賃金支給がない場合の休業補償などがあります。また、2001年4月より、二次健康診断等給付制度が設けられました。二次健康診断等給付とは、事業主が行った直近の健康診断(一次健康診断)において、一定の項目について異常の所見があると診断された場合、労働者の請求により、二次健康診断および特定保健指導の給付を受けることができるというものです。
 業務上や通勤途上の災害補償については労災保険からの給付が優先され、健康保険を使うことはできません。また、労災保険から年金給付などがあり、同じ理由で厚生年金保険国民年金の年金給付の対象となる場合、労災保険からの給付が減額調整されます。厚生年金保険国民年金からは全額支給されます。
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