金融用語辞典
更新日:20150525

日銀券

 にちぎんけん
 日銀券とは、税金や賃金あるいは商取引によって発生する金銭債務の弁済手段として法律で認められた通貨(法定通貨)のことで、日本では日本銀行のみが発行できる「銀行券」です。このため、皆さんのサイフのなかの「お札」には、必ず「日本銀行券」と印刷されています。
 国によっては複数の銀行券が発行されるところもあり、英国では中央銀行であるイングランド銀行のほかに商業銀行のバンク・オブ・スコットランドにも銀行券の発行が認められていますし、香港でも複数の銀行券が発行されて流通しています。
 通常、目にするのは、1,000円券、2,000円券、5,000円券、10,000円券の4種類ですが、そのほかにも、過去に発行された1円券や10円券、100円券、500円券を含む18種類の日本銀行券が、現在も有効な貨幣として通用しています。
 発行された日銀券については、日本銀行のバランスシート上では「負債」項目に計上されるため、無制限に印刷して発行することはできません。また、戦前に国債を日本銀行に引き受けさせて、政府資金を調達した結果、通貨の増発とインフレにつながったという苦い経験から、現在は、日銀による新規発行国債の直接引受けによる通貨の供給はできないことになっています。
 貨幣  国債  日本銀行券  商業銀行  税金  政府貨幣  通貨
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