金融用語辞典
更新日:20151018

日経平均株価

 にっけいへいきんかぶか
 日経平均株価とは、東京証券取引所(以下「東証」)市場第一部に上場している代表的な225銘柄を対象とする株価指標で、日本経済新聞社が対象銘柄の選定・入替えおよび計算・公表を行っています。東証は、1949年5月から東証市場第一部上場銘柄の中から代表的な225銘柄を選んで修正平均株価(ダウ平均)を算出していましたが、1969年7月1日からの東証株価指数(TOPIX)の発表開始に伴い、1970年6月30日にその算出を廃止しました。
 1975年5月1日からは、日本経済新聞社がダウ・ジョーンズ社との契約に基づき、日経ダウ平均株価として公表し、さらに1985年5月1日から日経平均株価として発表しています。
 日経平均株価を算出するにあたり、225銘柄の株価を単純に平均するだけでは、225銘柄のうち、いずれかの銘柄が株式分割などを行うと、損得は変わらないにもかかわらず、権利落ちにより株価は下がってしまいます。そのため、日経平均株価は、株式分割などが行われた際に生じる株価の下落(権利落ち)を除数(日経平均除数)というものを使って修正することで(米国のダウ・ジョーンズ社が開発した修正方法を利用して)、平均株価の連続性が失われないように工夫されています。そのため、日経平均株価は、正確には、修正単純平均株価といえます。
 日経平均株価の具体的な計算方法としては、全構成銘柄の修正株価合計を除数で割って算出します。各構成銘柄の株価はそのまま用いるのではなく、「みなし額面」で旧50円額面水準に修正します。たとえば、NTTドコモのみなし額面は500円であるため、株価は10分の1(500円÷50円=10)となります。額面株式の制度は、2001年10月施行の商法改正で廃止され(1売買単位を企業が自由に決めることができる単元株制度が導入され)ましたが、日経平均株価は当時の額面をベースに「みなし額面」を定めて算出されます。値は小数点以下3位(厘単位)を四捨五入し、小数点以下2桁(銭単位)までとしています。
 
 なお、わが国の代表的な株価指標である、日経平均株価と東証株価指数の主な違いは、対象銘柄において日経平均株価が東証市場第一部上場225銘柄を対象とするのに対して、東証株価指数は東証市場第一部上場内国普通株式全銘柄を対象とするという違いのほか、日経平均株価は平均株価であるのに対し、東証株価指数が浮動株数に基づく時価総額加重型の指数であるといった違いなどがあります。つまり、日経平均株価は、株式数による加重がないため、高株価銘柄(いわゆる「値嵩株(ねがさかぶ)」)の価格変動の影響を受ける度合いが大きくなります。これに対し、東証株価指数は、浮動株数による加重がされているため、浮動株数の多い銘柄(いわゆる「大型株」)の価格変動の影響を大きく受けやすくなります。
 売買代金  売買高  株式分割  金融  権利落ち  契約  除数(単純平均株価指標の計算)  流動性  上場  資本財  JPX日経インデックス400  ダウ・ジョーンズ社  単純平均株価  東京証券取引所
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