金融用語辞典
更新日:20150525

内部者取引

 ないぶしゃとりひき
 内部者取引とは、上場会社の会社関係者が、その会社に関する重要事実(子会社の会社関係者については、その子会社に関する重要事実)を知った場合に、その事実が公表される前に、その会社の有価証券の売買をすることです。このような取引は、公正な価格形成を妨げるだけでなく、金融商品取引市場に対する投資家の信頼を損ね、ひいては市場の健全な発展を阻害することになるため禁止されています。会社関係者とは、「当該上場会社等の役員、代理人、使用人その他の従業者」「当該上場会社等の帳簿閲覧権を有する株主」「当該上場会社等に対する法令に基づく権限、すなわち許認可権や立入り検査権、議員の国政調査権等を有する者」「当該上場会社等と契約を締結している者または締結の交渉をしている者、すなわち取引銀行、公認会計士、引受証券会社、顧問弁護士等」などのことです。なお、現在は会社関係者でなくても、1年以内に会社関係者であった者も含まれます。また、重要事実とは、「株式新株予約権付社債の発行」「資本の減少」「自己の株式の取得」「株式の分割」「剰余金の配当または中間配当」「合併」「営業または事業の全部または一部の譲渡または譲受け」「解散(合併による解散を除く)」「新製品または新技術の企業化」「業務上の提携その他上記の事項に準ずる事項として政令で定める事項」「災害に起因する損害または業務遂行の過程で生じた損害」「主要株主の異動」「特定有価証券等の上場廃止または登録の取消しの原因となる事実」「上記の事実に準ずる事実として政令で定める事実」などのことです。
 株式  株主  会社  契約  子会社  公認会計士  資本  上場廃止  剰余金  新株予約権付社債  譲渡  政令  代理人  中間配当  登録  有価証券(金融商品取引法)
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