金融用語辞典
更新日:20151130

無リスク利子率

 むりすくりしりつ
 risk-free rate
 安全利子率、安全資産利子率、無危険資産利子率などとも呼ばれます。リスクを持たない資産(安全資産)が生み出す利子またはリターンの元本に対する割合をいいます。資産の持つリスクには、(1)債務不履行リスク、(2)価格変動リスク、(3)途中償還リスクなどがあり、このほかに長期的・全般的には購買力(インフレ)・リスクがあります。無リスク資産とは、これらさまざまなリスクとは無縁の資産であり、リスク・プレミアムをいっさい必要としない資産に対して支払われる利子率です。したがって、どちらかといえば理論的な概念なのですが、資本資産価格理論(CAPM)においては、すべての効率的ポートフォリオは無リスク資産と危険資産ポートフォリオとの適切な組合せによって生み出されるという重要な機能が付与されています。CAPMの検証や実務への応用に際しては、近似的に短期国債をもって代用しています。国債であるため債務不履行とは無縁である、満期が極めて短いため価格変動リスクも無視できる、インフレ・リスクはすべての資産に共通であり、かつ均等に作用するので、とりあえず考慮しないといった理由からです。
 安全資産  価格変動リスク  組合  国債  リスク  リターン  債務不履行(デフォルト)
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