金融用語辞典
更新日:20170602

マイナス金利政策

 まいなすきんりせいさく
 マイナス金利政策とは、日本銀行(日銀)が2016年1月29日に政策委員会・金融政策決定会合において導入を決定した新たな金融政策のことです。正式には「マイナス金利付き量的・質的金融緩和政策」と呼ばれています。2013年1月に導入した2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現するため、金融機関が保有する日銀当座預金の一部に−0.1%のマイナス金利を適用するものです。金利低下によって企業の投資や家計の消費を喚起して、景気の回復、物価の上昇につなげることを狙っています。
 具体的には、日銀当座預金を3段階に分割し、それぞれの階層に応じて、プラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用する仕組みです。マイナス金利の場合、銀行が日銀当座預金に資金を預ける際に、実質手数料を支払うことになります。2016年2月16日からの準備預金積み期間から適用を開始しました。
 マイナス金利政策は、わが国での導入は初めてですが、欧州では2012年7月のデンマークによる導入を最初に、2014年6月ユーロ圏、同年12月スイス、そして、2015年2月にはスウェーデンで導入されています。こうしたマイナス金利政策の目標としては、自国通貨高阻止、投資・消費喚起、物価上昇などがあげられます。
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