金融用語辞典
更新日:20151028

マルチマネジャー・ファンド

 マルチマネジャー・ファンドとは、投資信託を設定する投信会社が、1つのファンドの資産を分割して複数の運用会社に運用指図の外部委託をするファンドのことをいいます。マルチマネジャー・ファンドは、通常の投資信託が1つの投信会社により運用されるのとは違い、他の複数の運用会社に運用指図の外部委託をすることから、ファンド・オブ・ファンズ混同されがちですが、両者の仕組みは異なります。ファンド・オブ・ファンズは、一般投資家に販売されている複数のファンドに分散投資をする投資信託です。それに対し、マルチマネジャー・ファンドは、ファンドを設定する投信会社が、運用手法の異なる運用会社を何社か選定し、各運用会社へ運用指図の委託を行います。マルチマネジャー・ファンドでは、複数の運用会社の運用手法をファンドの中で組み合わせ、マルチマネジャー・ファンドのためだけに運用される点に特徴があるといえます。マルチマネジャー・ファンドを設定する投信会社は、あらかじめ決めた評価基準に基づいて運用パフォーマンスの監視を行います。また、その評価基準に基づいて、収益の向上を図ることを目的に投資配分比率の変更の指図や運用会社の解任・変更・追加などを行うこともあります。マルチマネジャー・ファンドは、1998年の投信法改正および関連ルールの変更により可能となった投資信託の運用形態であり、自社のみならず、外部の運用会社の優れた運用力の利用が可能となった点で注目されています。
 運用指図の外部委託  ファンド・オブ・ファンズ  分散投資  混同  収益  投資信託
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