金融用語辞典
更新日:20090331

マネーストック

 マネーストックとは、銀行を除く一般の法人、個人、地方公共団体などが保有する通貨の量のことで、金融機関と国が保有する預金などは含まれません。つまり、「世の中に出回っているお金の量」といえます。マネーストックには、M1、M2、M3、広義流動性の4つの指標があり、日本銀行(日銀)で作成・公表されています。
 M1は決済手段として最も容易に用いることができる、「現金通貨」と「預金通貨」で構成されています。M1の「預金通貨」とは、全預金取扱機関の「要求払預金」から、当該金融機関が保有する小切手手形の金額を差し引いた金額のことです。これら要求払預金がM1に含まれるのは、例えば、普通預金は公共料金などの自動引落しや銀行口座間の送金、当座預金小切手手形の決済といった、支払手段・決済手段として利用されるからです。
 M2は現金通貨、預金通貨、準通貨、CDで構成されます。定期預金定期積金などの定期性預金が「準通貨」と呼ばれるのは、原則として満期日まで現金化できないとしながらも、解約して現金通貨や預金通貨に替えれば決済手段になる金融商品であり、預金通貨に準じた性格を持つという意味からです。
 M3は、M1に準通貨やCDを加えた指標です。
 M2は、金融商品の範囲はM3と同じですが、預金通貨、準通貨、CDの発行者は、国内銀行等に限定されます。国内銀行等とは、日本銀行、国内銀行(ゆうちょ銀行を除く)、外国銀行在日支店、信金中央金庫信用金庫、農林中央金庫、商工組合中央金庫になります。
 広義流動性は、M3に、何らかの流動性を持つと考えられる金融商品を加えた指標で、広い範囲をカバーすることから、金融商品間の資金の出入り(例えば、投資信託を解約して銀行預金に振り替えるといったこと)があっても、その影響を受けないといった特色があります。
 
 M1現金通貨+預金通貨
  (預金通貨の発行者は、全預金取扱機関)
 M2現金通貨+預金通貨+準通貨+CD
  (預金通貨、準通貨、CDの発行者は、国内銀行等)
 M3現金通貨+預金通貨+準通貨+CD
  (預金通貨、準通貨、CDの発行者は、全預金取扱機関)
広義流動性M3+金銭の信託投資信託金融債+銀行発行普通社債+金融機関発行CP+国債・FB+外債


現金通貨日本銀行券発行高+貨幣流通高
預金通貨要求払預金(当座、普通、貯蓄、通知、別段、納税準備)−調査対象金融機関保有小切手・手形
準通貨定期預金+据置貯金+定期積金+外貨預金
CD譲渡性預金
 M3  普通預金  物価  法人  カバー  貨幣数量説  金銭の信託  金融債  金融商品  狭義の通貨と広義の通貨  現先取引  国債  小切手  マネタリーベース  マネーストック統計の見方  流動性  労働金庫  信金中央金庫  信託銀行  信用金庫  信用組合  政府短期証券  地方公共団体  通貨  定期積金  手形  定期性預金  定期預金  当座預金  投資信託  ゆうちょ銀行  預金
戻る