金融用語辞典
更新日:20151130

公的資金

 こうてきしきん
 taxpayer money
 公的資金とは、国・地方公共団体またはこれらに準ずる者が企業などに注入する資金のことをいいます。経営破たんした金融機関や、自己資本比率が低下し経営が破たんするおそれのある金融機関、債務超過に陥った企業、第三セクターなどに対して投入されています。
 民間では受け入れられないような案件に一定の条件を付けて貸し付け、経営を監視し、後で元金と金利を回収するべきものです。公的資金の投入によって、当該企業の経営状態が改善し、利益が出てきた時点で借りた資金を国などに返済することが期待されます。ただし、資金を注入しても経営が改善せず破たんすることもあり、その場合は国民負担の増大、税金の無駄使いとなってしまいます。
 わが国では、金融機関へ公的資金を注入する方法として、(1)預金保険法に基づき預金保険機構の委託を受けて債権の買い取りを行う整理回収機構に対する資金援助、(2)金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律(早期健全化法)等に基づく資本注入のための劣後債優先株式の購入資金の貸付け、といった形を取っています。優先株式の形で投入された資金は、2期連続で優先株式が無配当になるなどの一定の条件で議決権を持つ普通株式へ転換することで実質的に国有化され、経営陣の更迭など経営への介入が行われます。
 普通株式  金利  公的資金注入  利益  劣後債  債務超過  債権  自己資本比率  税金  第三セクター  地方公共団体  優先株式  預金保険機構
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