金融用語辞典
更新日:20140725

公社債投資信託のリスク

 こうしゃさいとうししんたくのりすく
 債券は、期中に債務不履行が発生せず、当該債券が満期まで保有され、予定通り償還されれば、当初購入時の利回りは確保されます。しかしながら、満期までの間、金利が上昇すれば債券価格は下落し、金利が低下すれば債券価格は上昇します。例えば、利率1%の残存5年債の場合、金利が2%上昇すると債券価格は10%近く値下がりします。また、格付けが低下すれば、市中金利は変わらなくとも、当該債券の価格は下落(利回りは上昇)します。
 このように、債券は、株式と同様、価格変動の伴う有価証券です。例えば、超低金利局面においては、これから金利が下がるというよりは、いつ金利が上昇するかといった可能性のほうが高いといえます。当然のことながら、金利が上昇し、債券価格が下落すると、それら債券を組み入れている投資信託基準価額も値下がりします。そのため、投資信託を購入する場合には、ファンドに組み入れられている債券の内容を十分調査し、平均残存年数が何年程度か、格付けが引き下げられる可能性の高い債券が組み入れられていないかどうかといったことを把握した上で、投資判断等をしなければなりません。
 公社債投資信託とは、主として「金利リスク」と「信用リスク」をとり、その対価としてのリターンを追求する商品です。金利リスクは、一般に「デュレーション」といった尺度で測ることができます。デュレーションとは、金利リスクを表す「モノさし」のことで、単位は年で表されます。公社債投資信託は、一般に、金利見通しに応じて、このデュレーションを調整することで金利リスクの管理がされます。具体的には、金利が上昇しそうだと判断される場合は、ファンドに組み入れられている期間の長い債券の組入比率を引き下げたり、「債券先物取引」や「金利スワップ取引」を活用したりすることで、デュレーションを短くし、金利リスクの低減に努められます。
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