金融用語辞典
更新日:20151031

コンセンサス予想

 こんせんさすよそう
 consensus forecasting / consensus estimate
 株式市場では、個々の株式について複数の証券アナリストによる1株当り純利益や株価レーティングを集め、それを平均した値を指して「コンセンサス予想」と呼んでいます。コンセンサス予想は、その時点における証券アナリスト、エコノミスト、その他の市場参加者の期待を示していますので、たとえば、ある会社の公表利益がコンセンサス予想値と大きくかけ離れた場合には株価は大幅に変動します。コンセンサス予想は1株当り純利益や株価レーティングだけでなく、近年では、債券相場(金利)、外国為替相場の各動向、さらにGDPなどマクロ経済指標についても調査・集計・発表が行われています。コンセンサスとは、本来、意見や証言などの全員の一致、全体の合意等を指しますが、市場でいうコンセンサス予想は、全員の意見・予想をすり合わせて一致したものを出すわけではなく、予想の平均値ない最頻値を提示したものに過ぎません。ただ、一般に予想同士を結合することにより予想精度が高まることは理論・実証両面で明らかにされています。そしてこの結合の最も単純な形が、平均値をとるというコンセンサス予想であると考えられます。コンセンサス予想は、さまざまな視点から見た専門家の意見の集約という意味で、市場の気分を知ることができるという有用性がありますが、「市場が常に正しいとは限らない」「マクロ経済や相場の大きな転換点を読み違える傾向がある」といった批判もあります。
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