金融用語辞典
更新日:20151018

国民所得(NI)

 こくみんしょとくエヌアイ
 NI:National Income
 国民所得とは、一国の国民が財貨・サービスなどを一年間の生産活動により、どれだけ生み出したかを要素価格で計算したもので、国民経済計算(新・SNA)に掲載されています。
 国民所得には市場価格で計算されたものもありますが、国民所得といえば要素価格表示のものをいいます。市場価格とは時価のことで、要素価格表示にするには間接税を差し引いて補助金を加えます。また、国民所得は「純」の概念であり、国民総生産、国内総生産等の「総」の概念との違いは、固定資本減耗を含まないということです。したがって、国民所得は国民全体の純付加価値額を表しています。
 国民所得は雇用所得と営業余剰、海外からの純要素所得の合計で表されます。雇用所得とは労働への報酬(給料)を、営業余剰とは資本への報酬(企業の儲け)を意味し、海外からの純要素所得とは、海外の雇用者所得と財産所得の合計のことです。以上は国民所得を分配面から説明したものですが、生産面や支出面から説明しても理屈上は同額になります。これを国民所得の三面等価の原則といいます(実際には統計上の不突合が生じます)。
 付加価値  法人  間接税  SNA  三面等価の原則  資本  所得
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