金融用語辞典
更新日:20151018

コマーシャル・ペーパー(CP)

 Commercial Paper
 コマーシャル・ペーパー(CP)とは、優良企業が事業に必要な資金を調達するためにオープン市場で発行する無担保・持参人払いの約束手形のことで、金融商品取引法上の有価証券です。国内CPの発行方式には、「公募」、適格機関投資家のみを対象とする「プロ私募」、1回当たりの発行枚数が50枚未満である「少人数私募」の3形態があります。なかでも発行手続きが最も簡便で、流通に対する制限が少ない「少人数私募」形態による発行が主流となっています。発行形式は割引方式で、通常、期間は1年未満となっています。また、額面金額に関する規制はありませんが、一般に1億円以上となっています。発行の取扱いは、金融機関や証券会社が行っており、流通の取扱いは、金融機関、証券会社短資会社が行っています。販売対象先は、金融市場の動向などに精通した機関投資家などに限定され、個人への販売はできません。源泉徴収はありません。
 CPの発行に当たって、一般に格付機関が必要と判断した場合には、バックアップ・ライン(BL)の設定もしくは金融機関の保証がなされます。BLとは、CPの償還を確保するため、発行会社と金融機関の間で設定される短期借入枠のことです。保証が、発行会社の信用を補完し、万が一の場合、投資家に対して金融機関が保証責任を負うのに対し、BLは発行会社の流動性を補完するにとどまり、投資家への保証責任は負わない点が異なります。なお、発行取扱業者(金融機関、証券会社)を通じて発行される証券をディーラーペーパー、企業が投資家に直接販売する証券をダイレクトペーパーといいます。発行利回りは、発行企業とディーラーとの間の交渉によって決定(自由金利商品)されます。
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