金融用語辞典
更新日:20151018

国内総生産(GDP)

 こくないそうせいさん(じーでぃーぴー)
 Gross Domestic Product
 国内総生産(GDP=Gross Domestic Product)とは、国内で一定期間に生み出される財・サービスの価値の総額を金額換算した、国の経済活動の規模を測るモノサシといえるものです。この数値は二重計算を避けるため、産出額から中間投入額(生産途中で材料として使われるもの)を差し引いて算出します。なお、物価の変動分を考慮せずに、財・サービスの価値の総額を市場価格で評価したものを「名目GDP」といい、物価の変動分を除外して評価したものを「実質GDP」といいます。実質的な経済活動の規模が伸びているのか低下しているのか、すなわち、実質的な成長率を見るためには、物価の上昇分あるいは下落分を差し引いた「実質GDP」がよく用いられます。
 なお、名目GDPを実質GDPで割ったものを「GDPデフレーター」といい、国内の物価水準を表す指標として用います。
 経済成長率は、基本的にGDPの伸び率で表されます。なお、四半期ベースのGDPの伸び率を見る場合、「前年同期比」で見る方法と「前期比年率」で見る方法があります。年率とは、その四半期の伸び率が1年間続いた場合、どの程度の伸び率になるかを表したものです。
 前年同期比で見る場合には原系列のデータを用いますが、前期比年率で見る場合には「季節調整」という特殊な統計処理がなされたデータを用います。
 経済活動には、「連休が多いときは工場の稼働率が減って生産が下がる」「夏と冬はボーナスが出るからその時期は消費が増えやすい」などといった「季節特有の要因」があります。季節調整とは、これら季節要因を経済統計の時系列データから取り除く処理のことです。
 なお、GDP統計は、内閣府が四半期ごとに国民経済計算(SNA=System of National Accounts)で公表しており、経済活動の実態を表す最も包括的な指標として、景気判断を行うのに適しています。
 物価  稼働率  季節調整  景気指標  経済成長率  国民総生産(GNP)  国民経済計算(新・SNA)  材料(株式投資)  三面等価の原則  GDPデフレーター  四半期
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