金融用語辞典
更新日:20151225

厚生年金基金

 こうせいねんきんききん
 厚生年金基金とは、国が行う年金制度のうち、老齢厚生年金(報酬比例部分)を代行するとともに、独自の上乗せ給付をすることによって、被保険者に対して老齢厚生年金よりも手厚い給付を行うことを目的とした特別法人です。設立は各企業の任意ですが、基金を設けている企業の従業員は、原則として全員が加入することになります。
 なお、平成26年(2014年)4月以降、新設は認めないものとされています。
 老齢厚生年金(報酬比例部分)に相当する分の保険料については、企業と本人が折半して負担し、独自給付分に係る掛金については、企業が全額負担します。
 厚生年金基金からは、「基本部分」と「加算部分」が給付されます。基本部分は、「代行部分」と呼ばれるもので、老齢厚生年金(報酬比例部分)にプラスα分が上乗せされたものです。また、加算部分は、厚生年金基金が独自に設計した加算金で、退職一時金として受け取ることもできます。なお、代行給付には、再評価およびスライド部分は含まれていません。再評価、スライド部分の給付は厚生年金本体から支給されます。
  平成14年(2002年)4月に施行された確定給付企業年金法により、企業は厚生年金基金の代行部分を国に返し(代行返上)、確定給付企業年金へ移行することが認められるようになりました。その背景には、運用環境の悪化により、代行部分の運用実績が予定利率に届かない可能性が高くなっていたことがあります。このような代行割れを再び起こさないよう、平成26年(2014年)4月から5年以内に早期の解散や、他の企業年金制度への移行などが進められています。
 被保険者  外部積立型(企業年金)  関連会社  会社  企業年金  厚生年金基金の給付形態  厚生年金基金連合会  厚生年金保険  子会社  老齢厚生年金  代行部分
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