金融用語辞典
更新日:20150925

好況

 こうきょう
 好況とは、経済活動が活発に行われ、生産と消費・投資が前年(前期)比で相当の伸びを示し、国民所得も増加する景気の良い経済の状況をいいます。好況は好景気と同じ意味であり、反対の現象を「不況」または不景気といいます。
 景気が回復する過程で、企業が生産しているモノやサービスの売上げは伸び始め、企業は在庫を補うために生産を拡大します。生産の拡大は、従業員の残業時間やパート・臨時労働者の雇用の拡大につながり、雇用所得が増え、消費の拡大(企業の売上げ増大)に結びつきます。こうして企業の売上げがさらに伸びると、賃金の上昇や正規雇用の拡大につながり、企業の利潤が増えることで設備投資が活発化します。このようにして好況となるのです。設備投資は、他の企業の生産物を必要とするため、経済全体の生産はますます活発になって好況の循環が続きます。
 好況になると、生産を拡大するための運転資金、設備投資の資金など、資金の需要が増えるため、金利水準は上昇します。また、モノ・サービスへの需要の増大はそれらの価格水準、つまり物価を上昇させます。つまり、好況時には金利物価が上昇します。しかし、高金利と行き過ぎた物価上昇であるインフレは経済活動を沈静化させて好況を終焉させます。なお、時代によって好況とされる経済成長の水準には違いがあります。
 不況  物価  金利  景気  景気循環  国民所得(NI)  伸びる(相場)
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