金融用語辞典
更新日:20151130

経済制裁

 けいざいせいさい
 economic sanctions
 経済制裁とは、国際的な利害対立や紛争あるいは不正行為の解決の手段として、主要物資の輸出入や送金を止めたりすることで相手国を経済的に孤立させる外交上の政策のひとつです。国際連合の主要機関である国際連合安全保障理事会の決議に基づく経済制裁や、ある1国が単独で行う場合があります。
 日本では、国際協調の場合は国連安保理決議などに基づき、国家やその幹部、テロリスト等を対象に、外為法を根拠として輸出入の制限、資産凍結、出入国の制限等が行われてきました。ただ旧来の外為法の解釈では、安保理決議や有志国連合のような国際協調によらなければ制裁を行えませんでした。そこで、日本単独でも貿易や金融面での制裁措置を可能にする外為法の改正(2004年2月施行)、「特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法」の制定(2004年6月施行)が行われました。これまでに北朝鮮によるミサイル発射や核実験、あるいはイランによる核開発、ロシアのクリミア半島併合などに対する国連安保理決議に基づく制裁措置や日本単独による制裁措置が発動されています。
 外為法
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