更新日:20060314
現代ポートフォリオ理論(MPT)
げんだいぽーとふぉりおりろん(えむぴーてぃー)
Modern Portfolio Theory
分散投資
の考え方を、統計手法に基づき投資理論として体系化したものが、いわゆる現代ポートフォリオ理論(MPT)と呼ばれるものです。MPTは、1990年にノーベル経済学賞を受賞した米国のハリー・マーコヴィッツ氏が1952年に発表した「ポートフォリオ選択論(Portfolio Selection)」という論文に始まりました。この理論は、平均−分散理論と呼ばれており、証券の個別銘柄の
リターン
と
リスク
は、
リターン
の平均値やその
標準偏差
といった統計量によって説明することができ、さらに、
ポートフォリオ
の銘柄を増やすほど
リスク
は低減し、その程度は銘柄間の
共分散
(
相関係数
に類する数値)に依存すると説いています。これにより、特定の期待収益率の下で
リスク
を最小化した
ポートフォリオ
や、特定の
リスク
の下で期待収益率を最大化した
ポートフォリオ
を選択することができるようになりました。MPTは、コンピュータ技術等の発達が高度な統計手法を支え、理論的発展だけでなく、投資の実務においても幅広く利用されています。なお、MPTの範囲を、マーコビッツの業績に限定する論者とこうした狭義のMPTを基礎として発展した
資本資産評価モデル(CAPM)
や
裁定価格理論
(
APT
)までを含む現代投資理論全体を指して使う論者とがいますので、注意が必要です。
APT
パフォーマンス評価
標準偏差
分散投資
ポートフォリオ
金融工学
共分散
クオンツ
リスク
リターン
裁定価格理論
資本資産評価モデル(CAPM)
相関係数
マネー百科では、「Fa-Boosterパーソナル」の「Financial百科事典」の一部のコンテンツ・機能を提供しています。