金融用語辞典
更新日:20180409

景気動向指数

 けいきどうこうしすう
 景気動向指数とは、生産、雇用などさまざまな経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、景気の現状把握および将来予測に資するため、内閣府が作成・公表する指標のことです。毎月上旬に速報値が、下旬に改訂値が公表されます。
 景気動向指数には、コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)があります。CIは、構成する指標の動きを合成することで景気変動の大きさやテンポ(量感)を測定することを主な目的としています。一方、DIは、構成する指標のうち、改善している指標の割合を算出することで景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定することを主な目的としています。
 従来、景気動向指数は、DIを中心にした公表形態でしたが、近年、景気変動の大きさや量感を把握することがより重要になっていることから、2008年4月値以降、CIを中心にした公表形態に移行しました。
 CIとDIには、それぞれ、景気に先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3本の指数があります。景気の現状把握には一致指数が利用され、先行指数は、一般的に、一致指数に数か月先行することから、景気の動きを予測する目的で利用されます。遅行指数は、一般的に、一致指数に数か月から半年程度遅行することから、事後的な確認に用いられます。
 景気動向指数で採用されている指標は、CIとDIで共通の指標を採用しており、現在は、先行指数11、一致指数9、遅行指数9の29系列となっています。
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