金融用語辞典
更新日:20160629

経過利子

 けいかりし
 accrued interests
 既発行の利付債券を売買し、受渡日がその債券の利払日と異なる場合には、買い方は前回利払日の翌日から受渡日までの日数分、日割りで計算された利子相当分を売り方に支払います。この利子相当分を経過利子あるいは経過利息といいます。
 経過利子は、通常、売買価格には含まれていません。このように経過利子が含まれていない売買価格を裸値段といい、経過利子分を含んだ価格を利含み値段といいます。利付債券の売買は通常、裸値段で行われ、これに経過利子を加えて受渡しが行われます。
新発債と既発債
 経過利子の額は、次のような計算式により求めます。
 額面100円当たりの経過利子=額面100円当たりの年利子×経過日数÷365
 額面総額の経過利子=額面100円当たりの経過利子×売買額面総額÷100
 なお、経過利子の計算にあたって、額面100円当たりの経過利子は、円未満以下7桁まで求め(8桁以下は切捨て)、額面総額の経過利子は円未満を切り捨てます。また、経過日数は、直前の利払日から受渡日までの片落し(預入れ日または払戻し日の一方に利子が付かない)となります。利払回数が年2回もので、経過日数が183日となるときは、半期分の利子を経過利子の額とします。利払日が銀行休業日に当たり、利払いが繰り上げて行われる債券については、その繰り上げて行われる日に受渡しを行うときの経過利子は利落ち(経過利子が発生しない状況)の計算とします。
 たとえば、前回利払日が2016年1月20日、受渡日が2016年6月14日、額面100円当たりの年利子が4.1円、額面総額が300万円とすると、経過利子の額は、次のようになります。
 経過日数=11日(1月)+29日(2月)+31日(3月)+30日(4月)+31日(5月)+14日(6月)=146日
 額面100円当たりの経過利子=4.1円×146÷365=1.64
 額面総額の経過利子=1.64×300万円÷100円=49,200円
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