金融用語辞典
更新日:20151031

口先介入

 くちさきかいにゅう
 口先介入は、通貨当局(財務省や中央銀行)が外国為替の売買を行なわずに、要人のコメントだけで効果(アナウンスメント効果)を挙げようとすることです。
 為替市場介入は一般に行き過ぎた外国為替相場の動きに影響を与えるために、通貨当局が外貨を売ったり、買ったりすることを指しますが、時には相場に影響を与えるようなコメントを出すことで、市場参加者に対して心理的な影響を与え、それによって相場を一定の方向に誘導しようとします。たとえば、米ドル安が急速に進んでいる時に、米国の財務長官が「現在のドル相場は米経済の実態を反映していない」と発言することによって、市場参加者に「米政府が今の米ドル水準が安過ぎると思っているので、近々、実際の市場介入が行われるのではないか」と思わせるのです。
 しかし、口先介入はまったくの心理効果を狙ったものなので、実際に介入がなければ、あるいは経済実勢が発言と矛盾するような方向に向かえば、効果は一過性となることもよくあります。
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