金融用語辞典
更新日:20151018

繰上償還(投資信託)

 くりあげしょうかん
 投資信託には、あらかじめ投資信託約款で償還日が定められているものと無期限のものとがあります。信託期間を定めているファンドは信託期間を満了したとき、そのファンドは満期となり、各受益者は保有する受益証券の口数に応じた償還金を受け取ることになります。しかし、このような「満期償還」とは別に、信託期間の満了日より前にファンドが償還される「繰上償還」というものがあります。「繰上償還」が行われる場合には、ファンドの残存口数が一定の水準以下になると償還できる旨などの規定があらかじめ投資信託約款で定められています。投資信託約款の規定はファンドにより異なりますが、一般には、「受益権の口数が10万口を下回った場合には、信託契約を終了させることができる」といったようにファンドの残存口数を基準に規定されています。ファンドが「繰上償還」される理由としては、ファンドの純資産総額が小さくなると、「当初予定していた運用が困難になる」「運用経費の負担比率が大きくなる」などがあげられます。なお、ファンドが繰上償還される際には、投信会社は新聞公告を行い、受益者に対して書面を交付することになっています(ただし、すべての受益者に対して書面を交付したときは、原則として、公告は行われません)。ファンドを購入する際には、純資産総額が小さいファンドは繰上償還の可能性があるというリスクを負うこととなるため、純資産総額を確認する必要があるでしょう。
 公告  リスク  受益者(投資信託)  受益証券  受益権  投資信託  償還(投資信託)
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