金融用語辞典
更新日:20151130

企業再生ファンド

 きぎょうさいせいふぁんど
 企業再生ファンドとは、
◇過剰債務などで経営不振に陥った企業の立て直しを目的に、
◇複数の機関投資家や個人投資家から資金を集め、
◇集めた資金を経営不振の会社に投資し、
◇同時にその会社の経営に深く関与して企業の建て直しを図り、
企業価値を高めた後に、会社株式を売却したり、上場したり、事業部門を売却するなどで投資資金を回収し高い収益を獲得する
ことを目的とした、投資ファンドです。
 事業の多角化の失敗や過剰債務によって経営が行き詰まっている企業の中には、高収益の事業部門を持ちながら全体では赤字になっている企業や、優れた技術を持ち将来性のある企業も少なくありません。
 企業再生ファンドは、このような再生可能な企業の株や債権を取得するなどで資本を投下したり、直接経営に関与する人材を外部から送り、過剰債務の処理や経営指導、事業再編などを進めるなどして、その迅速な再生を支援するものです。
 資金の供給や、金融機関の不良債権の軽減によって、その企業や金融機関を支援し、その結果としてキャピタルゲイン等を得ようというもので、いわゆるハゲタカファンド(金融機関がもっている不良債権を安価で買い取り、それを厳しく回収して利益を得たり、会社を切り売り、あるいは清算したりして回収を図る等で、再生させない)とは異なります。
 投資家の側からみると、投資対象を成長企業に限定せず、過剰債務の企業に対しても、投資する内容や条件によっては十分なリターンが見込めることがあることが次第に認知され、投資家は還元される収益を期待して資金を投じるようになってきました。
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