金融用語辞典
更新日:20171215

消えた年金

 きえたねんきん
 消えた年金とは、加入者が保険料を納付したにもかかわらず、加入記録のないものを指します。このような問題が生じた理由には、社会保険事務所(現・年金事務所)に現金で持参した保険料を事務員が横領したケースや、勤務先の企業が保険料を納付せずに着服してしまったケースなどが考えられます。年金記録が事実と異なると思う場合は、年金事務所を通じて、厚生労働省に対し年金記録の訂正請求をすることができます。その際必要な「請求内容に関する状況が分かる資料」としては、保険料が天引きされている給与明細、保険料の支出を記録した家計簿、銀行通帳の出金記録、元雇用主や同僚の証言、「当時の履歴書」などが挙げられています。
 2007年に、年金記録問題の発覚を契機に緊急・臨時の組織として総務省に設置された年金記録確認第三者委員会は、2014年度で業務を終了しました。当委員会は、活動していた約8年間の間に、約30万件の申立てを受付して、約27万件を処理し、そのうち約15万件で年金記録が回復されたと報告されています。2015年3月1日からは、年金事務所で年金記録の訂正請求を受け付けています。
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