金融用語辞典
更新日:20140325

キャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)

 cash management service ; CMS
 キャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)とは、銀行のコンピュータと取引先のコンピュータまたは端末機とを通信回線で結んで、取引先の金融取引情報の提供や資金の振替、効率的管理などを一元的に行う銀行のサービスをいいます。かつて1970年代から1980年代にかけて米国の商業銀行ではCMSの新たなサービス競争を始めました。主な内容は(1)残高照会、入出金明細などの取引データ提供、(2)送金、(3)振替による資金の集中管理、(4)為替相場、金利などの市況情報の提供、(5)証券売買とその取引明細報告、(6)ポートフォリオ分析・財務分析サービスの提供、などです。わが国では1982年の通信回線第2次自由化後、取組みが本格化し、本社・子会社間で生じた債権債務の相殺決済をするネッティングやグループ内企業の手元資金を1つの口座に集め、企業間の資金過不足を調節するプーリングなどのサービスを開始しました。企業側では手数料負担の軽減や有利子負債の圧縮などグループ内の資金の効率的管理・運用が期待でき、一方、銀行側には企業グループの資金決済を一括受注できる、各種手数料収入が期待できるというメリットがあります。
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