金融用語辞典
更新日:20131225

キャッシング制度(MMF等)

 きゃっしんぐせいど
 cashing
 キャッシング(即日引出し)とは、1993年11月から認められたもので、販売会社である証券会社等(金融商品取引業者等)が、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)MRF(マネー・リザーブ・ファンド)中期国債ファンドの解約請求を行った顧客に対し、解約に係る金銭が支払われるまでの間、当該MMF等の受益権を担保として、解約代金相当額の支払いを即日行う制度のことです(販売会社によってはキャッシングの取扱いを行っていないところもあります)。
 MMFと中期国債ファンドは、解約の申込みをすると翌営業日が支払日になるため、当日(翌営業日の解約代金支払いまでの間)、販売会社が解約代金相当額を貸し付ける(これをキャッシングといいます)ということです。また、MRFについては、解約代金の支払いが翌営業日になる午後からの解約申込分(すべて翌営業日支払いとなっているMRFについては、すべての解約申込分)について、キャッシングが行われます。
 貸付限度額は、MMF、MRFおよび中期国債ファンドそれぞれ、その残高に基づき計算した返還可能金額または500万円のうちいずれか少ない金額を基準に、証券会社等が定める金額です。貸付利息は、解約請求日から翌営業日前日までのMMF等の分配金手取額と同額になります。貸付期間は、貸付けが行われた日の翌営業日までの間です。担保は、解約請求に係る当該有価証券です。返済は、貸付けが行われた日の翌営業日に顧客に支払われる解約代金により弁済充当されます。
 キャッシングを受け付ける場合、証券会社等は、顧客に対し、貸付限度額その他貸付条件等について記載した書面を交付し、顧客の意思を確認した上で、申込みを受け付けなければなりません。ATMによる場合は、貸付条件等をディスプレイに明示し、かつ、約款等を顧客が入手できるようにATM周囲に配備しておかなければなりません。取引開始時等の包括契約の締結によることも可能です。
 なお、銀行等の金融機関は、資金の貸付けが本来業務であるため、キャッシングを行うことはできますが、現在行っているところはありません。また、投信会社の直接販売については、投信会社は法令上有価証券担保貸付けが認められていないため、キャッシングを行うことはできません。
 ATM  MRF(マネー・リザーブ・ファンド)  買取請求(投資信託)/解約請求(投資信託)  MMF(マネー・マネージメント・ファンド)  受益証券  証券総合口座  証券会社  担保  中期国債ファンド
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