金融用語辞典
更新日:20151018

カントリーリスク

 country risk
 カントリーリスクとは、貿易、融資、投資を行おうとする対象国が持つリスクないしその度合いをいいます。
 海外向けのプラントなどの資本財輸出、企業への融資や出資、証券への投資など元本や利益の回収に時間を要するものは、いろいろなリスクにさらされています。たとえば、戦争、革命、内乱などによって取引相手が無くなってしまったり、政策変更などによる私有財産の国有化や収用、対外送金停止が起きたりすることもあります。こうした事態の発生やそれに伴う対外公的・民間債務の履行について疑念が持たれること、またはその度合いをカントリーリスクといいます。
 カントリーリスクの判断は、国際収支、対外準備高、対外債務残高などの値をベースとして国の規模、発展性、政治の安定性などを総合的に勘案して決められますが、簡単に見分ける指標としてデット・サービス・レシオ(債務返済比率)が用いられます。
 なお、信用力の高い国際機関や先進国政府がわが国で円建外債を発行するとき、その発行利回りはわが国の長期国債利回りを参考にして決められますが、新興経済諸国などカントリーリスクの大きい発行体の場合はかなり高いリスク・プレミアムが上乗せされます。
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