金融用語辞典
更新日:20171215

株式分割

 かぶしきぶんかつ
 stock split
 株式分割とは、既存の株主に新たな払込みをさせないで、各株主が保有する株式数の一定割合の株式を、株主に割り当てるものです。株式分割により、発行済株式が細分化され、発行済株式数が増大します。
 株式分割は、新たな資金が会社に流入することがないため、会社の自己資本の額などは変わりません。また、単に1株を2株というように分割するだけであり、各株主の持ち株数は分割比率分増えすますが、理論上、株価は、分割比率分値下がりするため、株主にとっての経済効果は中立といえます。
 ただし、一般に株式分割は、その会社の株価にとって好材料となります。たとえば、株式分割がされると、株価は、分割比率分値下がりしますが、その分、買いやすくなり、需給関係が好転することが多いからです。そのため、株価が値上がりして、最低購入価額が大きくなり、その会社株式が買いにくくなると、その会社は、株価を引き下げるため、株式分割を行ったりします。また、会社は株式分割後も、1株当たりの配当の額を据え置いたり、分割比率分ほどは引き下げなかったりすることがあります。その場合、実質的には増配となることから、株価にとって好材料となります。株式分割は取締役会の決議で決めますが、取締役会のない会社は株主総会で決議します(会社法183条2項)。
 なお、株式分割に類似したものに、株式無償割当てがあります。株式分割はすでに発行されている株式についてとる措置であり、会社が所有する自己株式も同じ割合で株数は増加しますが、株式無償割当ては新しく発行する株式を使うため、会社自身には割当てをしません(会社法186条2項は「当該株式会社以外の株主」と規定)。
 株式  株式併合  株式無償割当て  会社  株主資本  権利落ち  利益  資本金  新株発行  有償増資
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